言水制作室内外

言水ヘリオの日記

2022年10月3日(月)〜10月9日(日)

2022年10月3日(月)
夜中まで寝る。
高畑勲監督の『火垂るの墓』を見る。


10月4日(火)
坂をおりて細い脇道へ右折し突き当たり近く。
イタリアンの店の左隣に雑誌や乾物を売っている古い商店がある。


10月5日(水)
復活させている最中のぬか床。
漬けていたきゅうりを食べてみる。塩が強い。
塩をたくさんいれたのでそうなっている。
味は変ではないので復活しそうである。


10月6日(木)
銀座、京橋で展示を見る。
ギャラリー川船での
山崎豊三展

GALERIE SOLでの
北村真行展 ─系としての景─
など。
かつて『etc.』を始めたとき、
プレスリリースというものを初めていただいた画廊の
方に偶然会う。その画廊はもうないが、
近く『etc.』を再開することを伝えると喜んでくれた。
山本晋也監督の『赤塚不二夫のギャグポルノ 気分を出してもう一度』を見る。


10月7日(金)
熱帯魚の水槽の音が聞こえる。
19時頃起きる。
そろそろパソコンのOSを更新しなければならないようだ。
どのバージョンが安全そうか、ネットで調べる。
『etc.』に取りかかる前に、InDesignのバージョンも
上げておいた方がいいのかもしれない。


10月8日(土)
コンビニでコスモスの花を買う。
カランコエとベゴニアセンパフローレンスを剪定する。
ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの詩集を調べる。


10月9日(日)
たぶん最後となるカレーラーメンを食べる。
その後、展示を見て、しいたけそばとぎょうざを食べる。
帰宅してメルカリで本を探す。

 

2022年9月26日(月)〜10月2日(日)

2022年9月26日(月)
コンビニで弁当を買い忘れて帰宅し、
スープを飲む。
携帯電話の画面を小蝿が歩く。


9月27日(火)
東京都庭園美術館
旅と想像/創造 いつかあなたの旅になる
を見る。
日暮里に移動してもういちど
HIGURE 17-15 casでの
藤本なほ子作品展「のこらないもの」
を見る。
帰宅して、DMの入稿、
色校正へのコメント記入など済ませる。


9月28日(水)
印刷会社へ色校正を戻しに行き、
その後展覧会をいくつか見て帰宅。
一日が長かった。


9月29日(木)
ほとんど眠っていた。


9月30日(金)
夏の間放置していたぬか床を確かめる。
ふたを開けると異臭がした。
捨てるつもりでゴミ袋を用意し、
スプーンで上からすくうと、
下の方はダメージがないように思えた。
上部3分の1ほどを捨て、あとは残して、
ぬかと塩などを加えかき混ぜ、
復活を試みる。


10月1日(土)
起きて食事した後3時間眠る。
起きてラーメンを食べる。
ぬか床をかき混ぜる。


10月2日(日)
つくってしばらくたった梅シロップから
梅の実を取り出す。
シロップを炭酸水で割って飲む。
冷蔵庫に、期限を10日過ぎた豆腐を見つける。
朝になり明るい空を眺めると瞳の奥が痛い。
窓を閉める。

 

2022年9月19日(月)〜9月25日(日)

2022年9月19日(月)
雑貨店でチェコの古いガラスビーズを買う。
パッケージにそう書かれていたから、
そういうものなのだろうが証拠はない。
また、自分の手元に来たことによって、
以後その来歴もより不確かになるだろう。
同じ建物に大きな書店があって欲しい本を探すが一冊もなかった。
深夜、突如激しい雨が降り始めた。
雨雲レーダーを見ると、
赤黒い部分が自宅上空を通過するところだった。


9月20日(火)
外に出ると風が涼しく心地よい。


9月21日(水)
展覧会記録冊子の色校正が出る。
考えてみれば当たり前だったが、
とても大きく、それを持って一日歩くことになる。
銀座、神保町、根津近辺で展示を見る。
HIGURE 17-15 casでの
藤本なほ子作品展「のこらないもの」
など。


9月22日(木)
展覧会のDMをつくる作業。
深夜、アンジェイ・ワイダ監督の『残像』を見る。
その後、台所のそうじ。


9月23日(金)
破れたズボンを捨てる。
干してあった種を瓶に入れる。
もらっただけで放置していた
映画のチラシを捨てる。
本を本棚に。


9月24日(土)
机に積んであった書類の間から
買ったままにしていた靴下が出てきた。


9月25日(日)
著者と色校正を確認する。
確認はすぐに終わりあとは雑談。

 

2022年9月12日(月)〜9月18日(日)

2022年9月12日(月)
いつもより少なめの睡眠時間で起床。
パソコンに向かい作業する。
きのうの煮物を再加熱。
かぼちゃが溶け、ペースト状の食べ物になった。
それをインスタントラーメンとともに食う。
トイレに大量にためたトイレットペーパーの芯は、
それでなにかつくろうと思っていたが、
ひとつかふたつを残してあとは捨てることにした。


9月13日(火)
ゴーヤーが痛み始めたので炒めて食べる。
一回に一本は食べ過ぎか。
何か月か続いた、展覧会の記録冊子制作の最終作業。
やりとりのメール返信を待つ間、マーラー交響曲第7番を聞く。
何回聞いてもまったく覚えられない。
トイレットペーパーの芯を、
ふたつ残して捨てた。


9月14日(水)
高野悦子吉岡実ロラン・バルト吾妻ひでお
それくらいしか本になっている日記を読んだことがないかもしれない。
小津安二郎監督の『宗方姉妹』を見る。
夜道を歩く。空に一面の雲が、
彼方の紫色を隠していた。


9月15日(木)
表参道のGALLERY SAOH & TOMOSにて
梅田恭子 砂に水
を見る。
その後ほかの展示も見て、スーパーで買い物して
帰宅。
正月に買ったぎんなんを茹でる。
半分以上が固くて食えない。


9月16日(金)
何年も発行しないでそのまま放置し、
数年前、誰にお知らせするでもなく、
登録したままにしてくれていた少数の方向けに再開したメルマガ。
月に一回発行していたのがまた滞っていた。
4か月ぶりに発行し、送信者数を確認すると、
前回から2人増えていた。


9月17日(土)
新江古田のnohakoで
静けさについて 伊藤史 ─発光─
を見る。
そのあと東中野へ移動。
Space&Cafe ポレポレ坐で
「KANGEKI 間隙」vol.20

井川耕一郎監督の『ついのすみか』と『鬼越のこと』を見る。
帰宅。
雨が降って雨が止む。
カール・テオドア・ドライヤー監督の『ヴァンパイア』を見る。


9月18日(日)
西荻窪のギャラリーブリキ星で
在るということ 川﨑美智代展
を見る。
朝。
カーテンの閉まった薄暗い部屋にいる。

 

2022年9月5日(月)〜9月11日(日)

2022年9月5日(月)
チャン・ムニル監督の『しあわせまでの距離』を見る。
梨の皮を剝く。
食器用洗剤を継ぎ足す。


9月6日(火)
職場にて。
裏口からエレベーターで上がったら図書館に着いた。


9月7日(水)
雨の降る石神井公園付近。
25年くらいぶりに、西武池袋線東長崎駅で下車。
かつて最寄駅だったこの駅から、
かつての住まいのあった方まで歩く。
そして当時はなかった駅から地下鉄に乗って移動する。
夕方、馴染みのない町を訪ねて、
ひと休みしてパフェを食う。


9月8日(木)
コンビニで弁当を買ったつもりで食べていたら
弁当ではなくおかずだった。
届いた郵便物を包み直して郵便で送る。


9月9日(金)
ここ数日歩きすぎていて、足の皮が剝け血が出ている。
関内で下車。
アズマテイプロジェクトで
アズマテイプロジェクト#31 Always moving|幽𨗉|測量としての線と辿々しい線 石井琢郎 海保竜平 田中秀和
を見る。
その後いくつかの展示を見て帰宅。


9月10日(土)
高田馬場のAlt_Mediumで
飯田鉄個展「復元する鏡」─landscape paint─

高円寺のストロベリー・スーパーソニック
前本彰子個展『身代わりマリー』
を見てガチャを引く。
タブチでカレー食って帰宅。
足が非常に痛い。
お願いごとを思い切って伝える。


9月11日(日)
具沢山のみそ汁をつくっている最中にちょっと作業をしていたら、
また煮物になってしまった。
深夜から明け方にかけて、フランシス・フォード・コッポラ監督の
地獄の黙示録 特別完全版』を見る。

 

2022年8月29日(月)〜9月4日(日)

2022年8月29日(月)
いま起きれば外に行ける
もう遅いかもしれない
きょうはやめた
一度目覚めて昼寝して、
ドアを引っ掻く音がして電灯をつける。


8月30日(火)
約2か月ぶり?に銀座へ。
天ぷら食って展示見る。
6つ見たうち、5つの展示の作者が女性だった。
スーパーで買い物して帰宅。
いかの塩辛がどうしても食べたくなり買う。


8月31日(水)
ホン・ウィジョン監督の『声もなく』を見る。
見ている最中、こどもの頃のことを思い出す。
見終えてしばらくたち、なにを思い出したのかを忘れてしまった。
一度思い出したこのことを次に思い出すのはいつになるだろう。


9月1日(木)
オリヴァー・チャン監督の『淪落の人』を見る。
鶏胸肉を薄切りにして煮たものを醤油につけて食う。


9月2日(金)
みそ汁をつくってカレー粉を入れたらカレーになった。
北の国からの便りが届く。


9月3日(土)
銀座へ。
藍画廊で
カプセル ─脱皮─ 康世
を再び見るなど。
恵比寿へ移動して、Galerie LIBRAIRIE 6で
菅野まり子「山海遊游」展
を見る。
帰宅。
今日まだ食事していなかった。


9月4日(日)
新宿駅構内で食事。
一口くちにして、注文したのと違うのであることがわかる。
面倒なのでそのまま食う。
今日はこういう、うまくいかない日か、と思ったが、
その後電車内の隣の席の人がひじをぐいぐい押し付けてくるだけで済んだ。
足利のartspace & caféで
石井克の現在
を見る。
新宿三丁目の瞎驢庵で本を買って帰宅。

 

2022年8月22日(月)〜8月28日(日)

2022年8月22日(月)
きのう、牛乳に落ちた小蝿。


8月23日(火)
ココナッツミルクを使ったカレーに初挑戦。
机の上のマグカップの中のコーヒーの表面に、
きのう記したのとは別の小蝿が浮いていた。
画面越しに遠隔での打ち合わせ。


8月24日(水)
数か月間悩まされていたささやかな懸案事項がとりあえず解消。
プリンとアイスとサーターアンダギーを食べる。


8月25日(木)
浦和へ。うらわ美術館
うらわ美術館開館22周年 芸術家たちの住むところ
を見る。
他にもいくつか展示を見て帰宅。
食事をつくるのが面倒になり弁当を買う。


8月26日(金)
眠っているあいだ、非常に強い雨が降っていたような気がする。
起きてアイスを買いに行く。
フィリップ・ガレル監督の『パリ、恋人たちの影』を見る。
どくだみ茶を飲む。


8月27日(土)
言いたくはないことを言う。
聞きたくなかったということが伝わる。
渡辺護監督の『片目だけの恋』を見る。
コンビニで牛乳を買う。


8月28日(日)
1時間7000円のマッサージ店。
左足の甲の大きな爪を何枚も抜いていく。
早朝仕事を終えると何も着ていなかった。
風呂から出てそのまま作業していたようである。