「塔に谺す蛇の声」参加のご案内

「塔に谺す蛇の声」という、
5名の作品、および、匿名で郵送された不特定多数の俳句
によって構成される展示に参加することになりました。

昨年、機会あって詩の朗読をすることになり、
かといって詩を書くわけでもなく、朗読するものもなく、
代わりに行ったのがカタカナの印字作業でした
小さな壺のなかの活版印刷用活字をかきまぜて
たまたま手にした一文字を紙の上に印字する
ということを繰り返します。
聞こえるのは、アとかイとかの弁別された音ではなく、
活字の接触により起こる金属音でした。
残ったのは、紙の上の意味を目指さないカタカナの羅列。
読むことの困難な文字列が紙の上に発生する／したということ。
その一枚の紙をひっくり返すということ。
それが何なのかはわかりませんが、そんなものを今回の展示に置きます。

会場は新宿ゴールデン街にあるバーで、
2階が展示スペースとなっています。
ジュースなどのノンアルコールドリンクもあります。
会期中に限り、木・金・土は曜日限定で日中もオープンしており、
この時間内は無料でご覧いただけます。

言水ヘリオ

・

塔に谺す蛇の声

会期：2019年5月25日（土）〜6月8日（土）
会場：グリゼット（東京都新宿区歌舞伎町1-1-5　新宿ゴールデン街まねき通り）
新宿駅東口から徒歩7分、新宿三丁目駅E1出口から徒歩2分、東新宿駅から徒歩7分
http://grisettegoldengai.blogspot.com

状況を受け入れ破壊者の存在を制作過程から排除せず居室で彫刻をつくる團良子。

壺のなかからカタカナの活字を無作為に拾い、その音を文字として並べていく作業を紙上に展開する言水ヘリオ。

都市を特定のルートで歩くためのガイドテキストを書くことで、不慣れな角度から都市を眺めることを促す斉島明。

新宿を拠点とし、日々各場所に立ち寄ることで移動の線を描いていく大木裕之。

画像や鉛筆での書き込みを糸で繋ぎ、方向を持つ一本の長い連なりとして建物を螺旋状に這わせていく窪田美樹。

以上五名の展示に匿名の俳句が重なり、小さな空間に聞こえない音が反響する展示を試みます。

〈展示〉
團良子
言水ヘリオ
斉島明
大木裕之
窪田美樹

〈投句〉
鈴木崇
有賀真澄
後藤大輔
吉田裕子
前田恭規
岡安聡史
渡辺小夏
郡宏暢
田日苗水
小田桐生
石丸運人
ちばふみ枝
増村純子
藤本ナオ子
展示者5名
他
（どの俳句が誰のものかはわからなくなっています）

●ギャラリー時間
午後1時〜午後5時半
会期中のみの木・金・土（初日5月25日はギャラリー時間なし）
入場無料
300円でお茶のご用意ございます

●バー時間
午後6時〜午前1時
日曜日休み
チャージ1000円（お通し付き）
ドリンク500円より（ソフトドリンクもあります）
※初日5月25日（土）は午後6時からのオープンとなります

●最終日パーティ
午後6時〜
1000円（1ドリンク付）
午後7時頃から俳句会
閉会の詩吟　團良子（尺八・窪田美樹）

2019年5月6日（月）〜5月12日（日）

2019年5月6日（月）
鉢に植えたばかりの苗が一日で萎れた。
じょうろでたっぷり水をやる。
すぐ横の地面からは、パイナップルの元気な芽が出ている。
ここはマンションの2階。
水が土を柔らかくして、しみこまなかった分が溜まっている。

5月7日（火）
コンビニで弁当とサラダを買う。
コピーを1枚とる。
コーヒーを飲んで、
ソーセージを焼いて食べて寝る。

5月8日（水）
午前1時。
大量のにんにくのみじん切りを炒めて
そこに溶き卵を投入。
溶けるチーズも加えてオムレツをつくる。
それをカップ焼きそばにのせて食う。

5月9日（木）
新宿三丁目で下車してしばらくぶらぶらしてから
ゴールデン街へ。
展示の話などして深夜帰宅。

5月10日（金）
歩いていたらスーパーがあったので入って買い物する。
ブロッコリー、マッシュルーム、鶏胸肉、あさり、
そば、ソーセージ。
帰宅してピザを作って食べる。
朝5時半頃、すっかり明るくなってから寝る。

5月11日（土）
買ったあさりを塩水に放つ。
ぬか床が、米ぬかからぬか床へと変化しつつあるという実感。
朝方、『きみの鳥はうたえる』をDVDで見る。

5月12日（日）
起きたら、あさりの水が濁っていた。
調理してみるものの、腐敗臭がするので捨てた。
その後、室内にあさりの死臭がたちこめる。

2019年4月29日（月）〜5月5日（日）

2019年4月29日（月）
隣の駅まで散歩して、買い物しようとスーパーに入る。
欲しいものがなくて、針と糸だけ購入。
冷蔵庫でぬか漬けをやるためのタッパーが欲しかった。
帰宅してからネットで探して注文する。

4月30日（火）
恵比寿へ。東京都写真美術館にて
志賀理江子　ヒューマン・スプリング
写真の起源　英国
戦禍の記憶　大石芳野写真展
を見る。
水道橋へ移動し、路地と人で行われている
鶴崎正良新作展
へ。
そこに住んでいる人が描く風景画と
旅行者が描く風景画
のことを考えながら帰宅する。

5月1日（水）
風邪悪化。ドラッグストアで薬買う。
予定を中止して寝る一日。
ぬか漬け用のタッパーが届く。

5月2日（木）
大木裕之監督の『心の中』をDVDで見て夕方になる。
スーパーで買物。
ぬか漬けを始める。

5月3日（金）
部屋を掃除する。
いらなくなった映画のチラシなどを廃棄。
暑いので窓を開けていたら小さなハエが入ってきた。

5月4日（土）
JR平井駅下車。メイシネマ祭にて『えんとこの歌』を見る。
六本木に移動。s+artsにて
さとう陽子　‘すきをすく’
を見る。
風邪がよくならない。

5月5日（日）
隣町のスーパーへ行って買い物する。
いつも行くスーパーより2割くらい安いし、
商品が豊富。
ツツジの花が咲いている。また、どこかから
ジャスミンの花の香りがする。
DVDで『獣道』を見る。

2019年4月22日（月）〜4月28日（日）

2019年4月22日（月）
目覚めて、韓英恵の出ている映画『memo』をDVDで見る。
DVDを返却し、郵便受けを見る。
転居先不明で返送された郵便物が1通。
きのうの夜、塩麹をまぶしておいた鶏胸肉を焼いて食べる。

4月23日（火）
750円のカレーライスと400円のアイスコーヒーを注文して、
会計すると800円だった。
夜、ゴールデン街へコーラとオレンジジュースを飲みに行く。
ピーマンは季語か？　その季節はいつ？　という話。

4月24日（水）
つくるのが面倒でコンビニで弁当を買って帰宅。
DVDで『ガンジスに還る』を見る。
今年のメイシネマ祭は何を見ようか。

4月25日（木）
銀座を8丁目から1丁目、京橋とめぐる。
Collector’s Collection　舟越直木展（ギャラリーせいほう）
金洪疇（東京画廊+BTAP）
生誕100年 郭仁植展（Gallery Q）
佐藤杏子展（オフィスイイダ）
「大地と人と街」西村卓　安田萌音　二人展（ギャラリイK）
など。

4月26日（金）
夜、代田橋へ。
クラウンで食事するつもりが、休みだった。
別の店でカツカレーを食べる。
帰宅して、ラジオを聞きながら作業する。

4月27日（土）
カップラーメンを食べて外出。
本を読むのは電車の中でだけだが、
その時間が楽しい。
読書が楽しいのなら他の時間にも読めばよいのに、
どうなんだろう。
高田馬場のプネウマカレーで食事して帰宅。
見たかった展覧会をひとつ逃していたことに気づき愕然とする。

4月28日（日）
およそひと月後、展示開始となる。
作業を続けていると、もう始まっているような気持ちになる。
風邪気味で、しょうが紅茶を飲んで寝る。

2019年4月15日（月）〜4月21日（日）

2019年4月15日（月）
郵便局で切手を買う。
記念切手の多くは、糊でなくシールで貼るものとなっている。
また、郵便振替での支払い手数料が80円から150円に値上がりしていた。
部屋の室温が高くなったので窓を開ける。
暗くなってから窓を閉める。

4月16日（火）
仕事を終え、近くのデジタル家電の店で中古スマホを見る。
蘭州ラーメンを食べて、gallery福果で
四作家によるpassport
と
note
を見る。
福果最後の展示。
ここで初めて見たのが、布の展示だった。
帰宅して紙を折り糊で接着する。

4月17日（水）
あれこれやっていたら朝になってしまった。
夜が短い。

4月18日（木）
外苑前のウェンディーズで食事。
近くの立ち食いそば屋が一時閉店していた。
トキ・アートスペースで
山際にふれる　小林花子展
を見る。
神田へ移動。
アートギャラリー環で
まなざしの行方　Part 8　鏑木昌弥
を見る。
久しぶりに鏑木さんにお会いする。
ラーメンを食べ、ジュースを飲んで、
喫茶店に寄り帰宅。

4月19日（金）
久しぶりに花を買う。
帰宅してDVDで映画を見てラジオを聞いて深夜になる。
午前3時にコンビニへ。店員が怖い。

4月20日（土）
西荻窪へ。
展示を見たり、喫茶店でコーヒーを飲んだり。
暗くなってから、ALOHA LOCO CAFEで行われる
Fushigi N°5第三回公演『Fushigi N°5の喫茶』
へ。
その後、新宿に寄って、ATOMIC CATSの演奏を聞いて帰宅。

4月21日（日）
投票を済ませてから松屋でごろごろ煮込みチキンカレーを食う。
夜、おにぎりをにぎる。
ネットで調べた方法でやる。
暑いのを我慢してにぎる、というのを試みてみたが、
そうとうつらい。
深夜コンビニへ行き鶏胸肉と塩麹を買う。

2019年4月8日（月）〜4月14日（日）

2019年4月8日（月）
朝5時過ぎに新宿着。
バスの中ではほとんど眠っていたが、
帰宅してまた寝る。
夕方、先日の健康診断の結果を聞きに医者に行くと臨時休診。
仙台で太った。

4月9日（火）
以前買った豆苗がまた生えてきたので炒めて食べる。
再度育て始めたが、ひとつの豆苗を3度も食うことができるのかは疑問。
事務的なことをあれこれやっていたらあっというまに深夜になる。

4月10日（水）
かきのみそ汁とコンビニ弁当。
かりんとう、バームクーヘン、ゆでたまご。
手が黒くなる。

4月11日（木）
パソコンで文字をいくつか入力し、
写真と音声を合体させる。
今日やったのはそれだけ。

4月12日（金）
北京亭で二度目のカレーライス。
箸袋の文言がなくなっているのを確認する。

4月13日（土）
普段は14時頃には届いている郵便物が今日は19時に届く。
印刷物のデータをつくり、PDFにしてUSBメモリに入れて
コンビニで出力する。
その後、いろんな人の住所を書く。
深夜、『西北西』をDVDで見る。
とぎれとぎれの、ときに無言の会話。

4月14日（日）
歩いている途中にあった店に入り食事。
目玉焼定食（300円）を食べる。
ごはんに大きなお椀の赤だしみそ汁、つけもの、
サラダと目玉焼き、さらにコーヒーがついて
この値段は驚きだった。
上池袋のanoxiaで、
Park
というタイトルの、石川高、加藤裕士による演奏を聞く。

2019年4月1日（月）〜4月7日（日）

2019年4月1日（月）
今週末の仙台行きを決める。

4月2日（火）
アイスコーヒーを飲んで、ゴールデン街へ。
しばらく歩き、30年前に、店の前まで行き入れなかった店の前を通り過ぎたり。
大・中・小のねずみが追いかけっこをしていた。
今度参加する展示のDMを受け取る。

4月3日（水）
きのうから頭が痛い。
夜、コンビニで適当に弁当を買って食う。
明日は仕事が休みなので、
近所にできた喫茶店でゆっくり読書でもしたい。

4月4日（木）
DVDで『スティルライフオブメモリーズ』を見る。
その後、近所に開店した喫茶店へ。ハヤシライスを食べコーヒーを飲む。
店の方と話しているうち、共通の知人がいることがわかったり。
窓の外が暗くなっていた。
仙台行きの下調べをする。

4月5日（金）
仕事を終え、The Whiteでもういちど
小川浩子「地形分析」
を見る。
帰宅し、夜遅く新宿から仙台行きのバスに乗る。

4月6日（土）
早朝仙台駅着。
JRに乗り名取駅へ移動し、バスで閖上の海岸に行く。
工事警備の方に海への道を聞くとていねいに教えてくれた。
強風で釣人もおらず、広い砂浜でひとり時間を過ごす。
昼すぎに仙台へ戻って、ギャラリーで展示を見て、その後カツカレー。
マゼランで本を買いコーヒーを飲む。
せんだいメディアテークでの催し、
星空と路　これまでの記憶、これからの記録
の中の「録音小屋」というプロジェクトに参加、
震災後数日のことをふたりで話して録音する。
それから知人数名と文化横丁で深夜まで3軒はしご。

4月7日（日）
午前10時半頃宮城県美術館着。
まずレストランで食事してから、
アートみやぎ 2019
の展示を見る。
西公園方面まで歩いて、TRACにて、
しらべの細道vol.3　進化する「野帳」　考古学者河内一浩の記録生活
を見る。
絵が描けるっていいな、と思いながら、
記録する絵なら自分にも描き始められるのではと思う。
麻婆丼を食べ、せんだいメディアテークに移動。
星空と路　これまでの記憶、これからの記録
の展示を見たり聞いたりする。
14時から21時半までいて、途中近所の家系ラーメンの店で食事。
あと3時間くらいあれば全部見ることができた。
「時間が止まっている」という話に関して、
自分にもそういう感覚がある。
歩いて仙台駅へ。バスで新宿へ向かう。