2021年3月1日（月）
あじさいの細く枯れた茎から緑色のものが吹き出している。
手紙と本が届く。
3月2日（火）
考えていたことは、誰かの行為としてあらわれていて、
自分のものであり、そうではなかった。
誰かが誰かであり誰かは誰かである。
3月3日（水）
自生するバラが一輪挿しのように
路地に咲く。何本も。
陽の当たらない、とかげの尾の光る、
木造の古い民家が密集する路地。
観光で訪れたそこはいま住んでいる土地。
塀の上の白米を茶碗に盛る前に、
梅干しのにぎりめしを食う。
3月4日（木）
吉祥寺のニトリで棚を買う。
欲しい棚の在庫はなく、取り寄せになる。
3月5日（金）
新宿駅南口。
食堂長野屋でカツカレーを食べてから、
K’s cinemaで『短篇集 さりゆくもの』を見る。
その後、京橋、銀座、両国で展示を見る。
ひら井でカツ丼を食べて帰宅。
3月6日（土）
新井薬師前の土日画廊で
上田和彦展
を見る。
帰り道、駅付近をぶらぶらして
とても懐かしい気持ちになる。
スーパーできのこ、鶏肉などを買って帰宅。
3月7日（日）
テオ・アンゲロプロス監督の『エレニの旅』を見る。
昔撮った写真のデータを探すが見つからない。
撮ったということが事実ではないのかもしれない。
