言水制作室内外

言水ヘリオの日記

2022年12月5日(月)〜12月11日(日)

2022年12月5日(月)
バッハの『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』
を聞きながら作文。
マイケル・カーティス監督の『カンサス騎兵隊』を見る。
いただいたりんごを食べ、いただいたスープを飲む。


12月6日(火)
マイルス・デイヴィスのBitches Brewを聞きながら、
文字を太くしたり大きくしたりする。
いただいた飴をなめ、いただいたスープを飲む。


12月7日(水)
海がないのに大型旅客船の着く港町に引っ越す。
乗客めあての飲食店の並ぶ地下街。
地上は歩くと回転してしまう迷路になっていて
たどり着いた中国料理店はすぐ閉店。
夜、インスタントラーメンをつくっている最中、
たまごを割り入れた直後に衣服を鍋の取っ手に引っ掛けてしまい
ラーメンが半分床にこぼれる。
残ったものを調理して食う。


12月8日(木)
ヤコブ・ゴールドヴァッサー監督の『靴ひも』を見る。


12月9日(金)
病院での定期診察を終え、
展示見ておかめでソフトみつまめ食べて帰宅。
王小帥監督の『在りし日の歌』を見る。


12月10日(土)
ギャラリー2軒に電話。
「日記にゃっき」の仮レイアウトをつくる。
冷蔵庫に残っていた干からびた2株のパクチー
スープに入れる。


12月11日(日)
『etc.』の基本情報を再検討せざるを得ないと思い、
コピー&ペーストと検索を繰り返す。
夜、別件で冊子作成の打ち合わせ。
オートミールゆでたまごを乗せ、
味噌をトッピングしてみたらとてもおいしかった。

 

2022年11月28日(月)〜12月4日(日)

2022年11月28日(月)
猛烈に甘いものを欲し、
いちごオーレを飲みながら大福とアイスを食う。


11月29日(火)
夜中、部屋の電灯をつける。
午前6時すぎ、窓から明るさを感じる。
6時34分、電車の通り過ぎる音が聞こえる。


11月30日(水)
イベントのとき配布するものをつくる。


12月1日(木)
ひさしぶりに米を炊いてびちゃびちゃになる。


12月2日(金)
いつぶりだろうか、下落合駅から電車に乗る。
駅前に既視感が残っている。夢で何度も見た場所。


12月3日(土)
art & river bankでのイベント“bi bim”に参加する。


12月4日(日)
目を瞑った世界に生きる日。
虹色の波が寄せて返し、
光の洞窟を飛翔する。
険しい山の連なるシルエット上空に
一羽の鳥の姿。
すべてが消えたので目を開ける。
一日の外にいる。

 

2022年11月21日(月)〜11月26日(土)

2022年11月21日(月)
水の綺麗な水路に泳ぐ魚に竿を出す。


11月22日(火)
都心にアクセスの良い場所にあるマンションに引っ越す。
植物育成用の部屋や仕事部屋もありベランダが広い。
廊下を歩くごとに部屋が増えていく。
ピエル・パオロ・パゾリーニ監督の『アラビアンナイト』を見る。


11月23日(水)
街道沿いのショッピングモール沿いを歩き展示を見る。
1階がそば屋の旅館までベルトコンベアで移動。
2階の壁面に着き、ひさしや出っ張りをつたって地表に降りる。
ショッピングセンター内の会場で演劇のワークショップに
ひとりで参加。終わってから食事する店を探す。
普段買わない割高のウインナーが半額になっていたので購入。
山本薩夫監督の『箱根風雲録』を見る。


11月24日(木)
多摩川の北側の大きな池のある場所に引っ越す。


11月25日(金)
そばを食ってから、飯山由貴の《In-Mates》を見る。
電車に乗って展示を見て帰宅。
肩幅が広いのが気にいらずあまり着なかったコート。
薄着して着れば肩が少し落ちて気にならないか。


11月26日(土)
電車の中も銀座も人が多い。
カレー屋も立ち食いそば屋も同様。
GALERIE SOLで
工藤礼二郎展 —Critical Point to Light—
を見るなどして天ぷら食って、外苑前に寄って帰宅。
スーパーで塩を買う。

 

11月27日(日)
12/3に参加するart & river bankでのイベント“bi bim”のお知らせなどして、
食事して入浴し寝る。

 

2022年11月14日(月)〜11月20日(日)

2022年11月14日(月)
寝る前100%に充電したスマホが、起きたら0%になっていた。
荻窪からバスに乗ってt&nky studioへ。
反復と変奏 Repetitions & Variations《Aki-no-no》 稲憲一郎展
を見る。


11月15日(火)
本を3冊借りる。
レモン風呂に入る。
イングマール・ベルイマン監督の『愛欲の港』を見る。


11月16日(水)
夕方から夜にかけて住まいの近所を歩く。
大根を煮てじゃがいもをオーブンに入れる。
オリーブオイルがなくなった。
クリストス・ニク監督の『林檎とポラロイド』を見る。


11月17日(木)
所属している団体の旅行。
現地のギャラリーに行ってみるが本しか置いていない。
遠くに、海に浮かぶ庭園を眺める。
振り返ると消滅する高架橋を歩く。
外観から内実が廃墟と化していることがわかる公会堂を過ぎ、
道から逸れていることを知る。


11月18日(金)
午前中から夜まで、
浦和、北浦和、恵比寿、神田と展覧会をめぐる。


11月19日(土)
目覚めるためのアラームが5分おきに数回鳴り、
オフにしてもう少し眠る。
極微な電子音が、その後ずっと聞こえているような気がして、
気のせいか、耳鳴りか、わからないまま数時間。
目覚めてからあらためて耳を澄ましてみるが、
まだ聞こえている。
出かける直前に、充電したままにしていたモバイルバッテリーの
プラグを抜くと音が止んだ。
展示をめぐり、年に一度訪れるラーメン屋で食事。


11月20日(日)
「ヘイシリ、タイマー5分」とだけ声を発して
一日が終わる。

 

2022年11月7日(月)〜11月13日(日)

2022年11月7日(月)
京都から、電車で兵庫県の離島へ。
カメラのフィルム交換の際、
自分のものではないカメラにすり替えられていたことが判明する。
からだがだるくなり夕方仮眠。
どうして鳥の声が聞こえるのかと考えていたら、
ラジオから聞こえる音だった。


11月8日(火)
スーパーで160円で売っていたにしんを
塩焼きで食べてみて、毎日食いたいと思った。
いつまでも小蝿がいなくならない。


11月9日(水)
引き出しの中に、つくりかけの自動車のプラモデルが
たくさんある。
マーク・サンドリッチ監督の『踊らん哉』を見る。


11月10日(木)
ヴィム・ヴェンダース監督の『さすらい』を見る。
深夜、コンビニにカップ麺を買いに行き買わずに帰る。
歯磨き前にアイス食い寝る。


11月11日(金)
新江古田のnohakoで
exhibition 静けさについて 向井三郎 ─水面─
を見る。
帰宅して大根おろしをつくる。


11月12日(土)
両国のART TRACE Galleryで
翁と雲 上田和彦 竹内由美 向井哲
を見て、トークを聞く。


11月13日(日)
落ち葉を踏んで空に波音を聞く。
それから、汁と木の実を飲食。
夜、歓声が上がる。

 

2022年10月31日(月)〜11月6日(日)

2022年10月31日(月)
一日椅子にすわっていた。


11月1日(火)
カメラを充電する。


11月2日(水)
石神井公園の池の周りをすこしだけ歩く。
中学生のころ、何度か釣りをしに来たところ。
朽ちそうな木製のベンチに腰掛ける。
夕方帰宅前に最寄駅で
「さっき下から見たら夕陽がこーんなに大きく。ここからじゃ見えないわね」
と話しかけられる。


11月3日(木)
19時 起床、食事
21時 食事
26時 きゃべつのスープ


11月4日(金)
大阪行きの高速バスを予約。


11月5日(土)
スーパーで1か月分のコーヒー豆を買う。
高円寺のストロベリー・スーパーソニック
前本彰子個展 第三章『イナーニのために』
を見るなどして帰宅。


11月6日(日)
広い公園にある美術館の入口でやっている
フリーマーケットに行く。
片付けをしている部屋から行き交う電車と夕焼けを見る。

 

2022年10月24日(月)〜10月30日(日)

2022年10月24日(月)
パソコン周りにいる小蝿を10匹以上叩きつぶした。
1匹が飛んでいるだけと思い込んでいたがそうではなかった。
歯茎からの出血がとまらないので歯医者へ行く。


10月25日(火)
駅の窓から見える山並みのむこうが夕焼けになっている。
道玄坂餃子の王将で食事してから、
ユーロスペースでストローブ゠ユイレの『セザンヌ』を見る。
帰宅して、ラーメン、みかんを食べ、紅茶を飲む。
冷蔵庫でレタスが腐っていた。


10月26日(水)
目覚めると暗くなっていた。
郵便受けに届いているものを確認して、
宅配で届く荷物を待つ。
郵便で届いたものの封を切り中身を確認する。
宅配の荷物が届いたので開封し中身を確認する。


10月27日(木)
日比谷から有楽町のあたりを歩く。
ここにも「甘味おかめ」があるんだ。
むかし店があったあたり。
渋谷で書店二店舗に立ち寄り本を探す。
みつからない。本屋ってこんな感じだっただろうか。
深夜、野村芳太郎監督の『女の一生』を見る。


10月28日(金)
数か所に電話。
冷蔵庫が野菜でパンパンになる。
歯茎からの出血がとまる。
叩きつぶしても、次から次へと小蝿が現れる。


10月29日(土)
花の水を換える。
りんご、だんごを食べ、コーラを飲みながら、
木下惠介監督の『楢山節考』を見る。
以前見た別の監督の同タイトル作品がつまらなく、
いつかこれを見たいと思っていた。
お碗への白萩様のよそい方。


10月30日(日)
今週すでに30匹以上の小蝿を叩きつぶしている。
そんなにいたんだということが驚きである。
それとも、一連の映像体験が脳内で繰り返されているにすぎないのだろうか。