言水制作室内外

言水ヘリオの日記

2022年8月29日(月)〜9月4日(日)

2022年8月29日(月)
いま起きれば外に行ける
もう遅いかもしれない
きょうはやめた
一度目覚めて昼寝して、
ドアを引っ掻く音がして電灯をつける。


8月30日(火)
約2か月ぶり?に銀座へ。
天ぷら食って展示見る。
6つ見たうち、5つの展示の作者が女性だった。
スーパーで買い物して帰宅。
いかの塩辛がどうしても食べたくなり買う。


8月31日(水)
ホン・ウィジョン監督の『声もなく』を見る。
見ている最中、こどもの頃のことを思い出す。
見終えてしばらくたち、なにを思い出したのかを忘れてしまった。
一度思い出したこのことを次に思い出すのはいつになるだろう。


9月1日(木)
オリヴァー・チャン監督の『淪落の人』を見る。
鶏胸肉を薄切りにして煮たものを醤油につけて食う。


9月2日(金)
みそ汁をつくってカレー粉を入れたらカレーになった。
北の国からの便りが届く。


9月3日(土)
銀座へ。
藍画廊で
カプセル ─脱皮─ 康世
を再び見るなど。
恵比寿へ移動して、Galerie LIBRAIRIE 6で
菅野まり子「山海遊游」展
を見る。
帰宅。
今日まだ食事していなかった。


9月4日(日)
新宿駅構内で食事。
一口くちにして、注文したのと違うのであることがわかる。
面倒なのでそのまま食う。
今日はこういう、うまくいかない日か、と思ったが、
その後電車内の隣の席の人がひじをぐいぐい押し付けてくるだけで済んだ。
足利のartspace & caféで
石井克の現在
を見る。
新宿三丁目の瞎驢庵で本を買って帰宅。

 

2022年8月22日(月)〜8月28日(日)

2022年8月22日(月)
きのう、牛乳に落ちた小蝿。


8月23日(火)
ココナッツミルクを使ったカレーに初挑戦。
机の上のマグカップの中のコーヒーの表面に、
きのう記したのとは別の小蝿が浮いていた。
画面越しに遠隔での打ち合わせ。


8月24日(水)
数か月間悩まされていたささやかな懸案事項がとりあえず解消。
プリンとアイスとサーターアンダギーを食べる。


8月25日(木)
浦和へ。うらわ美術館
うらわ美術館開館22周年 芸術家たちの住むところ
を見る。
他にもいくつか展示を見て帰宅。
食事をつくるのが面倒になり弁当を買う。


8月26日(金)
眠っているあいだ、非常に強い雨が降っていたような気がする。
起きてアイスを買いに行く。
フィリップ・ガレル監督の『パリ、恋人たちの影』を見る。
どくだみ茶を飲む。


8月27日(土)
言いたくはないことを言う。
聞きたくなかったということが伝わる。
渡辺護監督の『片目だけの恋』を見る。
コンビニで牛乳を買う。


8月28日(日)
1時間7000円のマッサージ店。
左足の甲の大きな爪を何枚も抜いていく。
早朝仕事を終えると何も着ていなかった。
風呂から出てそのまま作業していたようである。

 

2022年8月15日(月)〜8月21日(日)

2022年8月15日(月)
昼、多摩川のほとりで玉音放送を聞く、など。
数時間後、目黒のあたりを歩き、初めての画廊へ。
帰宅して夕方をのんびり過ごし、
夜、曾根中生監督の『わたしのSEX白書 絶頂度』を見る。


8月16日(火)
カルピスを買いに外出。
本を20行くらい読む。
エリック・ロメール監督の『夏物語』を見る。


8月17日(水)
携帯の着信と、宅配の不在票があったが、ぜんぜん気づかなかった。
インスタントラーメンにウインナーを4本入れて食う。
夜、桃を食う。


8月18日(木)
先日、カレーを調理する際にヨーグルトを入れると
味が激変することに気づき、今日もヨーグルトを入れる。
InDesignの合成フォントの不具合について検索するが、
解決策が見つからず。
五所平之助監督の『煙突の見える場所』を見る。
3時すぎ、部屋の扉をあけると、やもりが柵にしがみついている。
赤い塔へと向かい、到達し、帰ってくる。
やもりはわずかに移動していた。


8月19日(金)
目覚めてから起き上がる気がせず2時間経つ。
スーパーで買い物。弁当を買い食う。
小さななす3つ、大きななす1つ、冷蔵庫に。


8月20日(土)
目覚めてから起き上がる気がせず3時間経つ。
外出するのもやめてしまった。
櫻本富雄の『空白と責任 戦時下の詩人たち』を読む。


8月21日(日)
サム・ペキンパー監督の『ジュニア・ボナー 華麗なる挑戦』を見る。
その間、コーヒーとコーラを飲む。
早朝外出。4時はまだ暗い。草の写真を撮る。

 

2022年8月8日(月)〜8月14日(日)

2022年8月8日(月)
コンビニで買ったカレーライスの弁当を食べる。
自分のつくるカレーには
なにが足りていないのだろう。


8月9日(火)
アイスとプリンとジュース。
ビスケット、カルピス。
安田公義監督の『大魔神』を見る。


8月10日(水)
先日歩いた白い道。
描いた上に描いて、白いベンチに腰を下ろす。
久しぶりに汗をかく。
フィリップ・ガレル監督の『ジェラシー』を見る。
昔、汚いフランス語のことばを集めた本で覚えた
chameauということばが、映画の中で使われていた。
考えていたような下劣なニュアンスではないようであった。


8月11日(木)
アマンダ・シェーネル監督の『サーミの血』を見る。
4時30分、コンビニへ行き買わずに帰る。
ときどき強い風が吹く。
眠る前にコーヒーを飲む。


8月12日(金)
溜まった洗い物を片付ける。
お茶を沸かす。
書類に挟まって隠れていた鉛筆を手に持つ。


8月13日(土)
27のアサリ貝と、無数の玄米を加熱。
無数の方はどうして数えなかったのだろう。


8月14日(日)
大型バスに乗る。
雪の積もった下り坂。
フランスのファーストフード店。
パンが四角くテーブルと同じ大きさ。

 

2022年8月1日(月)〜8月7日(日)

2022年8月1日(月)
冷蔵庫のレタスの袋を開いたら
糞だらけになっていた。
取り出して水につける。
大きめの青虫が浮いた。
深夜、エリック・ロメール監督の『獅子座』を見る。
その後、桃とカップ麺を食って寝る。


8月2日(火)
きのうのレタスを炒めて食う。
郵便をポストに投函するため外出して、
カルピスを買って帰宅する。
上の文では、郵便をポストに投函し忘れたことがわからないかもしれない。
両義的でもあるだろう。


8月3日(水)
昔購読していた、仕事に関するメールマガジン
メーリングリストみたいな内容もあって、
ときに役立っていたのだが、ただの上からの文句にすぎないものも多く、
読むのがいやになってそのままにしているうち、廃刊。
未読のまま受信トレイに数十通残っていた。
試しに一つ読んでみたらやっぱり気分が悪くなり、
この機会に全部捨てた。


8月4日(木)
転居先を探すため、高田馬場の不動産屋を巡る。
店がどこも閉まっているし、入れても書店だったりする。
駅の裏口は閑散としており、アパートが密集している。
早稲田通り沿いにはファミレス。


8月5日(金)
公園で腰を下ろしてひとやすみ。
お兄さん二人が、仕事論で盛り上がっている。
だるくなり立つ。
スーパーでかんずりを買う。
クリスティヨナス・ヴィルジューナス監督の『森の生活』を見る。


8月6日(土)
夕方、牛丼にカレーをかけて食う。
ふとんの中でアイスを食べてそのまま眠る。
風呂場に足の細長い蜘蛛がいた。
しばらくするといなくなった。


8月7日(日)
ラジオを聞きながらエアコンをつけたまま寝る。

 

2022年7月25日(月)〜7月31日(日)

2022年7月25日(月)
レッドブル、ピーナッツチョコ、アイスをたてつづけに摂取。
その後、野菜や肉を適当に煮込んだスープを飲み、
とうもろこしを食う。
そばを食い、コーヒー、カルピスを飲む。


7月26日(火)
横になっている小松菜を縦にする作業に苦心する。
小松菜の前面が重くて下を向いてしまう。
葉は根を参照する。
明るくなってきた頃、ナムルができる。
横も縦も、前もなくなり、下だけがある。


7月27日(水)
ベゴニアの茎からも根が出てきた。
そういうつもりではなかったし、
植木鉢を増やすこともできない。
ともかく、水を与えることは続けようと思う。


7月28日(木)
紙を切る。


7月29日(金)
たまねぎも目薬も目にしみる。


7月30日(土)
屋外で写真を撮る。


7月31日(日)
約1週間滞在した川沿いのどこか。
帰る日が近づいた。
980円の桃を680円で買う。

 

2022年7月18日(月)〜7月24日(日)

2022年7月18日(月)
牛丼の店で、牛肉とうなぎが飯に載っているのを購入。
1000円で数十円のおつりがくる。
番号で呼ばれるが、自分が何番かの紙は店員が持っている。
キム・チョヒ監督の『チャンシルさんには福が多いね』を見る。
繁茂したベゴニアとカランコエを剪定する。


7月19日(火)
深夜、紫たまねぎのピクルスをつくる。
酢がすこし少なくて、冷蔵庫でどれだけ漬かるか心配。


7月20日(水)
目覚める。
眠る。
目覚める。
買い物に行く。
浴室であおむけになっているごきぶりに洗剤をかける。
買い物に行く。


7月21日(木)
9時に寝て19時に起きる。
小津安二郎監督の『晩春』を見る。


7月22日(金)
夜、ガサガサと異音がするので、ネズミか、と
電気をつけると、体長2センチほどの甲虫が飛びかかってきた。
思わず悲鳴を上げる。
その後甲虫は電灯の周りを螺旋状に飛翔し続けた。


7月23日(土)
パソコンのキーボードとトラックパッドの掃除をして、
文字を入力したりする。


7月24日(日)
アラン・レネ監督の『風にそよぐ草』を見る。
水の入った瓶に挿してあったカランコエの茎から
発根している。
4時30分頃、5分ほど屋外を歩く。
空色と薄紅色が彩雲となり、
三日月が輝いている。
マンションのベランダの室外機が響く。