2022年4月4日(月)
部屋中に昆布が生えてしまった。
身動きができなくて暴れる。
これを全部昆布茶にして飲むのは無理というもの。
だから昆布文庫を始めた。
4月5日(火)
久しぶりに駅まで歩く。
地面に下を向いているものがあり、
下を向いたまま帰宅。
早朝カーテンをあけると明るい。
そのまま眠る。
4月6日(水)
陽の入る部屋で目覚める。
上を向いたものはそのまま上を向いて固くなっている。
下を向いているものは下を向いたまま固くなっている。
4月7日(木)
きょうあなたにはなしたことばをかきだして
もじをならべかえてよんでください。
それがおつたえしたかったことです。
4月8日(金)
病院にて。
受付の女性にいらいらした荒げた声をあげる高齢男子
質問責めにしているくせに回答に耳を貸さずつきまとう高齢男子
会社ではそうしているのであろう高圧的な態度で単なる確認においても上位に立とうとする高齢男子
患者の「尿が泡立つんです」に「それはあなたの主観でしょ」と独断的な口調で返す若手男性医師
を目に耳にし、自分の今日の心の状態が、
このような現象を通して伝えられているということなのだろうか?
と省みつつも最悪の気分。
その後銀座へ展示を見に行く。
会場に入ると、展示内に三脚を立てたカメラマンが陣取っており、
ずっと撮影をしている。
ああ今日はこういう日なんだなと気が滅入る。
よもだそばで食事。
今日はビックカメラに寄ってもう帰ろうかな。
その後、ギャルリー東京ユマニテbisにて
今実佐子個展「あなたは、私」
、
巷房2、階段下にて
風震計 コノヨノフルエヲハカル 藤井龍徳
など見る。
帰らなくてよかった。
天ぷら食って帰宅。
銀座で天ぷらはここ、という店がある。
4月9日(土)
2週間前に買った泥付きのにんじんを調理しようと見たら
かなり痛んでいた。
しかたなく、痛んでいる部分を削除し、
7本くらいあるそれらをすべて煮ることに。
にんじんの煮物が大量にできた。
4月10日(日)
夏みかんの外皮から白い綿のような部分をこそぎ、
細い短冊に切る。
二つ分の作業をして、これを何に使うのかわからない。
ともかく乾かす。部屋に香りが立ち込める。
鼻が慣れて感じなくなっているが、
香りは部屋に充満している。
米を炊き、納豆、たまご、漬物
と共に食う。
カメラに関する動画を視聴。
歌を聞く。